大判例

20世紀の現憲法下の判例を掲載しています

名古屋高等裁判所 昭和25年(う)583号 判決

被告人

西谷トミ子

主文

本件控訴を棄却する。

理由

弁護人沢登定雄控訴の趣意第一点について。

(前略)

原判決は右犯罪事実については右被告人の自白と被害者村瀨淸子の被害届とによつて認定しているのであることは前敍の通りであるから被告人の自白を唯一の証拠としたものではない。右被害届のみでは、もとより被告人がその犯人であることまではわからないことは所論の通りであるが、これにより右被告人の自白が眞実であることを信ずるに足り、その補強証拠たるに役立つのである。故に所論はすべて採ることを得ないので、論旨は理由がない。

「大判例」は20世紀で日本国憲法下の裁判例のうち,公刊物に掲載されたものをまとめたインターネット判例集です。原則として公刊されたものをそのまま載せています。

憲法により判決は公開とされており,法曹および法律研究者に利用されているものです。その公共性と平等主義の観点から,送信防止措置または改変には一切応じませんのでご了承ください。

©daihanrei.com